ポルシェ 996GT−3 CUP モディファイ
996 GT-3 カップカーに アイドリング制御を追加いたしました。
GT−3 CUP は 元々ワンメイクレーシシングカーですので アイドリングを安定させる機能やバリオカム (可変式バルブタイミング機能)等 付いていない。
その辺を簡単に説明しておきましよう
レーシングカーはエンジン回転数を高回転域しかほとんど使わないので アイドリングを安定させる機能が必要無いのです。
バリオカムはロードバージョンのGT−3等に付いていて 街乗りや高速 どんな場面でも快適に走れるようにする アイテムである
具体的には
パワーを出そうとすると 必然的に ハイカム(レーシングカムシャフト)等が必要なってくる
ハイカムは一般に 高回転型カムといいます 高回転5000回転〜10000回転等 ポルシェでしたら 5000回転〜8000回転(10000回転)がパワーバンドがでるタイプ
一般車ではそうは行かないので 低回転から中回転域を重視しているセッテイングになっている 一般的はスポーツカーはスポーツタイプのカムを使用していて 高回転までスムーズに回る設計になっている
バリオカムはその両立をする制御です 簡単にいうと カムがスライドして低回転用 高回転用と制御します
(これでのろのろ運転からサーキットまでスムーズに走れるんです)
さらには
昔のレーシングカーは デストリビューターが固定進角でした
通常は回転数が高回転になると デスビ内部で進角して 点火時期を早める機能がある
レーシングカーはそれが無いため アイドリングが4000回転 レッドは10000回転なんてのも 有りました! つまり アイドリング(1000回転前後)はレーシングカーには必要ないので エンジン回転数が高回転だけ使えるようになっているのです
本題に戻ります
このカップカーは以前 モーテックM600に変更して パーワーモードを2チャンネル設けました
一般道走行用とレーシングモード つまり コンピーターのマップを2種類用意して 全開モードとノーマルモードと使い分けられるようにしてあります マフラーもそれに準じて サイレントモード レーシングサウンドモードと切り替わります!
元々サーキットメインの車でしたが 街乗りももっとしたいとの要望で
アイドリングをもっと安定させるため 汎用品のエアーバルブを追加しました 制御はモーテックで行います
クラッチも軽く エンジンレスポンスに優れている分 回転が落ち込んでストールしやすくなってしまいます
今回は↓のように 取り付けいたしました
エアークリーナー右側にあるモノです 解りづらいですがインテークとスロットルの間にバイパスラインを設け そこを電気制御でエアーをコントールして アイドリングを保つようにしています
これでより一層 アイドリングが一定に保たれ 市販車のように乗れるわけです
これには 純正コンピューターからモーテックに変更して 低回転の点火時期等も変更しています
このカップカーの
その他モディファイもそのうちご紹介したいと思います
では 今日はこの辺で!!!
http://www.youtube.com/watch?v=dckw0_tXAIY
↑見てください
投稿者:zeal-pro at 18:36| チューニング