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2010年06月24日

アライメント パート1

今回は 4輪アライメント についてお話します!

· アライメントとは??(基礎知識) 
サスペンション(足廻りともいいます)のセッテイングに必要はアライメント、正式にはホイールアライメントといって、簡単にいうと四輪のタイヤの角度や向きの事です。

 

 

それらの調整を行うことをアライメントをとると言っています。
また、このアライメントというのは、走る性能(サスペンションの特性)をどう生かすかにかかってきます。

車のサスペンションは、バネの硬さ・ショックの伸び縮みの強さ(減衰力)・車高(前後の重量配分)・アライメントなどの要素で構成されていて、走るにはタイヤも関わってきます。

このアライメントをとるということは、性能をトータルで見るということになるわけで

サスKITの選び方やその後のトータルでのサスペンションのセットアップに関して、考えなければなりません。

 

サスKITの取付けや、一般的には、アライメントといっても基準値に合わせているだけの場合が多く、タイヤ・その使用ステージなどに合わせた味付け的な部分は殆ど無いのが現状です。

注意!

たとえ高価な機械で測っても その車!ユーザーさんの走行ステージに合った寸法取りができなければ意味が無い!

 

· 一般的な車高とアライメント変化の関係
通常、車高を下げるとアライメントはキャンバー(1)がネガティブ(イン側)方向へ、  ポルシェはトーアウトにふる。

(2)がアウト方向になっていきます。本来車輌は設計されている時点で、コーナーリング中に車輌が傾き、アライメント変化を起こすことを計算されて設計されています。


ここで一つ、トーは極端なアウト方向への変化が起こるとサスペンションのメカニカルグリップが下がる方向にあります。ですが、コーナーリング中にはステアリングを切っている状態であることも忘れてはいけません(サーキット走行とストリートではセッテイングが基本的には違ってきます)

サスペンションを交換すると、ほとんどは3040mm車高が下がります。この状態を純正車高から考えれば、かなりロールしたような状況ですので車輌が止まっている状態であってもアライメントがくるった状態ということになります。

すなわち!車高を下げたら必ずアライメントをとらなければならない!

  1キャンバー…                                                タイヤと地面の角度のことです。タイヤ上部が車輌側に倒れている場合が「キャンバーがついている」と言います (専門用語ではネガティブキャンバーといいます)          通常は1〜2°位です。フロント/リア。 純正は調整機能が無い為調整できない       調整機能アッパーマウント付きサスペンションが必要!

※2 トー…                                                   車輌を上部から見た時のフロント/リア、それぞれのタイヤの前進方向への角度をいいます。   通常は内側に(イン1〜5mm位)つけますが、サーキット走行等はアウトにふる場合もあります。                                              通常車高が下がるとアウト方向へ広がります。リヤは駆動輪の場合トーイン方向 車種により設定が困難な場合がある!

※3 ブッシュ…
車のサスペンションの動く部分には殆ど、この「ブッシュ」と呼ばれるゴムのジョイントが使われています。強化タイプやピロボールタイプなどがあり 使用部品によってアライメントの設定も変わってくる!

※4 車高調整…
一般的に略して「シャコチョー」といっています。バネの下側の皿がネジ式で上下に調整できるため、サスペンション取付後にも車高の上げ下げができます。現在は全長調整式になっている(ショックボトム部分だけ上下できる)

5 キャスター                                                キャスターとは おもにフロントストラット ホーク等の前方に対する角度をいいます 簡単にいうと 二輪車のフロントホークが下に行くと前方に曲がっています

これにより 手放ししても ハンドルはまっすぐになろうとする性質が生まれます
要するに 車がまっすぐ走ろうとする為の角度です 角度が浅いとハンドルがふらつく 付けすぎると曲がりづらくなる。
 

 

ジールプロ には、大きなアライメントテスターはありません。以前から使用しているフォーミュラカーなどに使用していた計測器と、床面を加工したアライメント用の平らな面でアライメントをとっています。これは、一般の車(ラジアルタイヤ装着車と、サスペンションアーム類にゴムブッシュを使っている車)では、車を前進で止めるのと後退で止めるのではアライメントが違うからです。いつも同じ条件をメカニックの手で作り出し安定した作業を行ないます。タイヤのヨレやブッシュ(※3)のネジレなどが、進行方向で逆に力を受ける為です。

 
 
ジールプロ での車高調整(※4)は下廻りのアーム取付部分と床面で、車高の計測をします。よくフェンダーアーチでとっている場合がありますが、あくまでも目安としかならず、ボディーの構成部分で計測するのが本来の方法です。フェンダーなどはボディーに後で取付けするパーツですので、ミリ単位の計測には適さないはずです。フェンダーは取付方法によっては5mm程度は調整できますし、タイヤに干渉して曲がっている場合も多く見られます。
 

ジールプロ では、修正作業以外に発生原因を伝えたりすることも作業の一貫として行なっています。調整作業後の試乗で真っすぐ走るのか、ブレーキングでの挙動は正常か、などを点検しています。(ブレーキを踏んだら、右か左に曲がってしまう場合など) これらの他にも車高設定が悪くスタビライザーが直進走行時にも作用している車輌や、前輪と後輪の向きが車輌中心から大きくずれている場合などもあり、オーナーさんは正常な状態が把握できていない場合も多く見られる。

その為ジールプロでは 一台一台仕上げ自走セッテイングをし同乗していただき 挙動の変化やニアンスの変化を体験していただいています!

 

 

アライメントは車両の種類や使用目的等ですべてセッテイングが変わってくる!

車両スタイルはFR MR RR とあります 基本は一緒ですが 走行スタイル目的等でアライメントも大きく変わります

 

ポルシェはRRですので リヤにウエイトが大きい為ハードなドライビングをする場合やサーキット走行等する場合 大きく変化をつけます 

文章で書いてもなかなか分かりづらいのが現状ですよね”””お気軽に質問してください!!

 

応用編は次回 書きますので お楽しみに!!

 
 

投稿者:zeal pro at 15:12| メンテナンス

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